会長挨拶
第10回日本サルコーマ治療研究学会学術集会
会長 西田 佳弘
名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション科
希少がんセンター・神経線維腫症総合医療センター
このたび第10回日本サルコーマ治療研究学会学術集会を2027年3月4日(木)、5日(金)の2日間、岐阜県 高山市民文化会館において開催させていただくこととなりました。
本学術集会は肉腫(サルコーマ)に関わる400名を越える様々な診療科の医師、研究者、医療スタッフ、企業、患者さんの参加を見込んでおり活発な討論が行われる予定です。
希少がんである肉腫(サルコーマ)は小児・AYA世代から高齢者までの年齢さらに全身の様々な部位に発生するがんで、罹患率は低く治療方針は定まっていないのが現状です。整形外科で扱われることが多いものの、後腹膜や頭頸部、婦人科、皮膚科領域にも発生し多くの診療科が関与します。近年では遺伝子変異に基づく病理診断が治療選択に重要なため病理診断科や薬物療法を行う腫瘍内科医、また遺伝性腫瘍症候群から発症する肉腫に関しては遺伝診療科、放射線療法を行う放射線科医の協力も必要です。そのため治療成績の向上には学際的な協力が重要です。
第10回学術集会では、希少がんである肉腫患者さんの生命予後の改善に資する研究のみならず、患者さんの生活の質を育み支える取り組みを重視いたします。その実現には、多科の医師、研究者、企業を含む医療関連領域の皆様、そして患者さんとの協働が不可欠であるとの認識のもと、「命を結び、生活を育む肉腫医療 ― 小京都からの共創」を開催コンセプトとして掲げました。
本学術集会の開催地である岐阜県高山市は、北アルプスの雄大な自然に抱かれ、江戸時代の面影を残す古い町並みや伝統文化が今も大切に受け継がれている街です。落ち着いた環境の中で、日頃の研究成果をご発表いただき、活発な討議と有意義な学術交流が行われることを期待しております。
本学術集会が、今後の肉腫治療の発展につながる実り多い機会となり、皆様にとって有意義な学びと交流の場となるよう、プログラムの充実に努めてまいります。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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